PT3 TS録画 Windows 自作PC

PC録画環境の話【下調べ編】

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ここのところPC録画環境の再構築してたのでそのお話。

私はPT3内蔵の常時起動PCでアニメ他を録画しまくっています。
一部チャンネルはチューナー出力をHDでHDMIキャプチャしたかったので、EPG情報でインテリジェンス予約しつつキャプチャソフト起動もできるTVRockをずっと使っていましたが、先日AT-XがHD画質になったので全てTS録画にシフトしました。

録画PCはメインPCの隣に置いてありフリーソフトでメインPCからそのままキーボードマウス共通でアクセスできるようになってはいるんですが、それでも首だけ横向けて予約録画設定とかするのが面倒でLAN越しにブラウザとかで操作したいとずっと思ってまして。
この際環境を一新しようと調べ直したので自分の為にも書き残しておくことにします。

私の認識としてはPC録画関連のソフトはレガシーなソフトばかりで時が止まっているというイメージで、とりあえず撮れてるからいいやでずっと放置してたんですが、これがとんでもない認識違いでした。

調べ直すとEDCBは派生ながらまだ更新が続いていますし、TVTestやB25などはgitで公開されていたり、すごく便利なAmatsukazeなるエンコード自動化ツールが登場していたりしました。

ではまず現在の環境の見直しから。
なにしろ6~7年くらい前に組んだのが基本で、一部エンコードツールのバージョンだけちょいちょい上げてた状態です。
どんな内容で組んでたんだかもう覚えちゃいません。

録画の流れ

PT3→
 BonDriver_PT3-ST(お試し人柱版4)→
  spinel3(v3.6.1.1)→
   TVRock(v0.9u2)→
    RecTask(v0.1.4)

(一部チャンネルはアマレコTVをくすのきHDTVに偽装して、
 MonsterX U3.0R SK-MVXU3RにてHDMIキャプチャ)

録画後のエンコード

V-AutoEncoder(v0.2b)に丸投げして内部で
 TsSpritter(v1.26)→
  BonTsDumix(mod 10k7 + nogui + es + fix05)→
   SCRename→
    AVIUtil+x264guiEx

※基本的に観られりゃいいやのプログレ24fps化くらいしかしてない撮ったままエンコ

リアルタイム視聴はTVTest、チャンネルスキャン用0.7.21 + 0.9.0の使い分けで動作確認程度、とこんな感じでした。

まずは現行ハードをチェック。
PT3は製造終了でプレミア価格、転売屋の在庫でずっと埃被ってる個体も動作が不安ですし、超安定の鉄板ではありますが新規入手はちょっと、な感じですね。
PCIなPT2も持ってるんですがPC新調時に取り外したっきりで、PCI-E→PCIライザーで復活させたいけど絶対PCケースに収まらないので放置中です。

安定性信頼性は劣るようですが、次に入手するならPLEX製になるでしょうか。
内蔵PCI-Eと外付けUSBのタイプがありますがどちらも内部的にはUSB接続です。

現行だとこの辺ですかね。


PX-W3PE4

地上x2+BS/CSx2の計4波、PCI-E。

PT2、3と同様のチューナ数。
値段的にもリーズナブルである程度枯れているので無難ですね。
ただこれ一枚だと録画数によってはちょいちょい足りなくなると思います。


PX-Q3PE4

地上x4+BS/CSx4の計8波、PCI-E。

一枚で8チャンネルは便利そうですが、BS感度がピーキーで苦労している人も多いようです。
内部的には2+2の4チューナデバイス2つになってるとか。


PX-Q3U4

地上x4+BS/CSx4の計8波、USB。

上のUSB接続版ですね。
ファン内蔵で、多少うるさいだけならまだしもその回転ノイズ?電圧降下?でドロップするという情報も。
内蔵よりちょっと安いんですが手を出すのは怖いですね…


PX-MLT5PE

地上/BS/CSx5の計5波、PCI-E。

変わり種の3波チューナx5です。
実際運用していると同時に5番組っていうのはなかなかありませんのでアリな気はするのですが、製品自体の信頼性安定性がイマイチのようです。

まぁPLEXですしどれも一緒といえば一緒、この辺は割り切りが必要でしょう(割と酷い評価)

その他、スカパーを受信するボード等もありますが、スカパーカードが専用なので入手の為に契約とアンテナが必要で、当然このボードだけでは地上波/BS/CSは取れないので注意です。
私は契約してないので詳しく調べてません。

次に関連ソフトウェアを調べました。

BonDriver_PT3-ST
これは直接PT2やPT3を制御するプログラムになります。
以前はアップローダー等から入手するしかありませんでしたがソースもバイナリ(実行ファイル)もgitで公開されてます。
公開に伴い正式にv1.0となったようです。
環境がVisual Studio 2017へ移行したくらいで機能的には変わらず?

BonDriver_BDA改
PTシリーズではなくPLEX製チューナ等を使う場合用の派生版もgitにありました。
BDASpecialプラグインという追加プログラムで細かい挙動を変更して、チューナごとの癖や不具合に対応、機能追加できるようになっているようです。

なおLinuxの場合はざっと眺めた程度ですがrecpt1recdvbRivarunなどを使うようです。

Spinel3(v3.6.1.1)
BonDriverになりすましB25デコードしてLAN上で共有することができるソフトですが、バイナリ配布のみで随分前に更新が止まっています。
また32bit版だけなので64bitな後継ソフトに変えたいところです。

同様のソフトには以下がありました。

Mirakurun(v2.10.1)(2019/4/8)
Node.js上で動作するため、Linuxで構築する場合の鉄板のよう。
独自機能としてはチューナのインスタンスを共有したり、送るデータもストリームやプログラム単位で分解できます。
クライアントへの転送データが軽くなるということですね。
多段に組み合わせて複数台のPCに搭載されてるメーカーも数もバラバラのチューナを一括して制御、なんてことも可能なようです。

BonDriverProxy(v1.1.6.5)(2016/8/7)
作者曰く「機能の少ないSpinelみたいなもん」「とりあえず軽くシンプルに」との事。
前述のMirakurunと同様の機能も同梱のBonDriver_Splitterを使えばほぼ全く同様に実現出来るようです。
設定が大変そうですが、さらにEDCBと組み合わせると場合によってはハードに搭載されているチューナ数以上のチャンネル録画も可能(かもしれない)になるとか。

BonDriverProxyEX(v1.1.6.6)(2016/8/7)
同じ作者さんでBonDriverProxyのサーバ側にBonDriver自動選択機能を加えたもの。
上記splitterの機能と合わせて、上手く設定すればハードにチューナが何個何種類あっても、クライアントにはBonDriver1つだけを3波チューナとして設定し後は全部お任せってのも出来そうです。
TVTestでは超便利そうですが、録画環境で考えるとあんまり意味無いかもですけど。

なおMirakurunをWindowsで使用する場合、BonDriver_Mirakurunを使うことでBonDriver上で動作するソフトが使えます。
組み合わせて意味があるのかどうかわかりませんが、後述するEDCBやTVRock他の従来の録画アプリでも構成できますね。

ここでB25デコードについて。
地上波、BS/CSどちらの放送もPCで観る為には、B-CASカードから暗号を取り出し放送データを復号処理(通称B25デコード)することが必要となります。
WindowsではソフトによってB25Decoder.dll又はlibaribb25.dllを要求されることが多いのですが、この二つは互換性がありますのでリネームして使えます。
なおTVTestだけはCasProcessor.tvtpとB25.tvcasという独自形式のプラグインを要求します。

チューナをLAN共有するとクライアント個々のPCにそれぞれカードリーダ+B-CASカードが必要になります。
これでは流石に不便すぎるので、解消する方法として「B-CASカードも共有する」「チューナ側でB25デコードしてから共有する」の二択になります。
前者はBonCasLinkというソフトを使うことで可能になりますが、後続ソフトの設定を省略出来て簡単な後者の方が主流だと思います。

上記チューナ共有ソフトではBonDriverProxy(EX)以外は本来の機能としてB25デコード後のチューナ共有が可能となっています。
自分でビルドする環境があれば、BonDriverProxy(EX)でもB25デコードが可能になる野良パッチがあります。

次に本命の録画ソフトです。

foltia ANIME LOCKER
LinuxのCentOS上で動作するオールインワンパッケージですね。
「foltia」というフリーソフトの強化商用版という位置づけで「しょぼいカレンダー」を利用する名前通りのアニメ特化な有料ソフトです。
フリーソフトの方は随分前に開発が止まっているようですが、こちらはそれなりにアップデートされているようです。
インストールがとても簡単な分、メジャーバージョンアップの際は撮りためたデータの退避が必要など乗り換えが大変だとか。

EDCB(xtne6f版)
私がTVRockで環境作るときにも既に存在してましたがキャプチャも使いたかったので採用しなかった記憶があります。
派生とはいえまだ更新が続いていたとは驚きです。
歴史が長いだけにネット上にドキュメントが溢れており信頼性も高いのが魅力です。
ネットワーク越しに別PCから操作するソフト付属の他、追加パッケージの導入でマテリアルデザインなWebUIも使えるようです。

Chinachu
上記Mirakurunと同じ作者で、基本的には組み合わせというかセットで導入すべきでしょう。
比較的新しいソフトで、やはりLinuxの鉄板のようです。
更新も結構頻繁で録画だけでなく視聴管理等にも注力してる印象です。
Windowsで動作させるにはWSLを使う必要があるようです。

EPGStation
さらに新しいソフトで、スマホブラウザからの操作にも注力しているようです。
WindowsとLinuxどちらも公式に対応していますし、Kodi連携機能など意欲的な機能が多い印象です。

録画にどれを選択するかでその他の構成も変りそうです。

Windows環境なら



PT3→BonDriver(BDA改)→BonDriverProxyEX→EDCB(EpgTimer+EpgDataCap_Bon)

PT3→BonDriver(BDA改)→BonRecTest→Mirakurun→Chinachu
※Node.js(npm)、WSL、Vagrantが必要

PT3→BonDriver(BDA改)→BonRecTest→Mirakurun→EPGStation
※Node.js(npm)、Vagrant、MySQLが必要

Linuxなら



PT3→Rivarun→Mirakurun→Chinachu or EPGStation

こんな感じになるんでしょうか?
こちらは理解にイマイチ自信がありません。

リアルタイム視聴環境はTVTestがgitに公開されておりv0.9.0が引き続き最新の様です。

TS録画後のエンコードはAmatsukazeという、SCRename(しょぼかるから取得したタイトル+サブタイトルでリネーム)使用、自動CMカット、チャプタ設定、ロゴ消し、と至れり尽くせりのエンコードパッケージがありました。
完全64bitされているせいか十分にエンコード速度も速く、設定項目もたくさんありますがデフォでも十分綺麗で超簡単超便利。
自前でいろいろバッチくんだりフィルタ適用してたのとはまるで世界が違いますね…

作者は…nekopanda氏?んん?なんかお名前に見覚えが…と思ったら「艦これ 航海日誌 拡張版」の作者さんじゃないですか!
んじゃこのAmatsukazeって名前はやっぱ艦これの艦娘「天津風」由来なんですかね。
そちらでも現在進行形でお世話になっております。
艦これ6周年、おめでとうございます(関係ない)

調べた内容はこんなところでしょうか。

今回はOSがWindows10ですし比較的シンプルに構成できそうなEDCBで構成しました。
上の一番最初の構成ですね。

EPGStationもKodi連携に惹かれましたが、連携無しのKodiで撮りためたフォルダ眺めて適当に再生、って今の環境でも十分なので見送りです。

ソースしか公開されていないソフトも多いですし、折角ですから全て自前ビルド64bitで揃えます。

次は最近出たばかりの最新Visuarl Studio 2019での自前ビルド編です。

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